10月7、8日、LeekのKunst op Nienoordにて書道と歌の実演をしました。

Museum Nienoord で年に一度催される「ニーノールド芸術市場」に今年で2度目の参加をしました。初回に比べると良い意味で緊張度も減り、周りの人とも馴染んだ雰囲気で居心地も良く。回数を重ねる事の大事さを改めて実感します。

今回も実演フロアに応募し、参加者は私を含め5組。

石の彫刻や色鉛筆の絵画、墨絵とウール素材の小物作家さんのお二人は去年もご一緒だったので嬉しい再会。

再び壁の無い中央に席を貰いました。デモで書いた物を飾ったり、話したりするのに丁度良いのです。後ろから食べかけのバナナとかも見えちゃうけど(笑)

展示の様子

初日は小雨がぱらつき、強い風で雲の流れも速く、気持ち良い青空が見えたり隠れたり。搬入時は晴れていたので助かりました。

今回もエミルさんにお手伝いをお願いしました。ガタガタ揺れる木製の梯子を登り、看板や半切作品を梁や柱に掛けてもらいます。黙々と淡々とお仕事をこなしてくれる本当に頼りになる方で有難い限りです。

書道歴9年のエミルさんが、字や書道の説明をしてくれる姿を見つつ、一人ほくそ笑む。

前回は薄墨の一文字作品を多く作りましたが、今回は4つに仕切りのある額に4文字の作品と、他にいくつか仮名の作品等を作りました。

自分の字を額に入れて人前に並べる違和感にも何となく慣れてきましたよ・・・出すなら堂々とヤラナイとね(笑)

2日目は少々肌寒い、風の無い日。今回も旦那さんにお願いしました。「十分な時間に出発し、筆を忘れて取に帰り若干遅刻する」というお茶目も許してもらいつつ(汗)。長年の接客スキルにより色々な方と話をしてくれて有難い。持ってきた本を開く暇も無かった様です。

今回は二日とも沢山の来場者があり、一日中説明とデモとに明け暮れ、ランチも一口しか食べられず、途中気が遠く成りつつも、何とか2日間、最後まで立っていられました。

しかし・・・しばらく「説明」はしたくない(笑)

歌と書

漸く書を人前で書く事の違和感に少し慣れて来たかな?位なのに、今回私は「加えて歌を歌う」という暴挙に出ました(笑)。

8歳でヤマハエレクトーン、9歳で習字を始め、22歳から音楽は「歌」に変わるも、ずっと2足の草鞋。

「1つに絞れない自分は欲張り?」と悩んだりもしましたが、今となっては良かった氣がします。

有名には全くなってませんが(笑)

以前から書と音楽を「同時にするイメージ」は在りつつも実現せずに居たので、沢山の人がランダムに来てくれる市場は「お試し」には良い機会。

狭い部屋だけど扉は空きっぱなしなので、ギターの音が聴こえるかのみ心配でしたが、そこそこ大丈夫だった様です。

約15分のデモを一日3回。初日は声量を探りつつ。

「秋」の字でAutumn leavesを歌ったり、童謡の「もみじ」の一節を仮名風に書いたり。

エミルさんが小型高性能カメラでデモのビデオ撮影をしてくれました。

書のデモンストレーションの様子

歌ってる様子

反応は・・・まずまず・・・かな?

お陰で課題も沢山見えました。何事も行動が大事ですな。

まとめに・・・

オランダの人の特徴なのか、もしかして西洋文化なのか、とにかく知識欲が高い。「何故?どうして?」と子どもの様に真剣に聞いてくる人が多いです(良い意味で)。

お陰で日本に居た時より「書道」を言葉で理解する様にも成りました(笑)

35年前に日本に2回、それぞれ3か月住んだだけの方が普通に日本語で話しかけて来て下さり驚きました。アイヌ語を研究していたそうです。他にもロシア語や多国籍言語を操るプロの研究者の方で、語学の才能がうらやましい。お土産にと「七転八起」の額を買っていって下さいました。

他にも、書道教室に入会希望の方や、他の芸術マーケットへの出店のお誘いや、また新たな広がりを感じます。

こうして少しずつでも「書道」に興味を持ってくれる人が増えると良いなと思います。

見に来てくれた方々、ありがとうございました。

とても嬉しかったです♪

さて次は♪

10月22日(日曜日)に幸子さんの日本雑貨店Batsuにて書道ワークショップです♪

既に12人様ご予約で満席。有難い限り(幸子さんありがとう♪)

Nienoordに向けて全振りでしたので、

氣合いを入れ直し、お手本作りにいそしみたいと思います。

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