毎年恒例の書初展

毎年二月に、日本習字学会主催の書初中央展覧会があります。5年前から毎年出展しております。ようやく2021年度の皆の作品が日本から帰ってきましたので、ご紹介いたします♪

日本には、新年で最初にする行動や物事に「初」を付ける風習があります。 初めて神様に挨拶に行くことを初詣、初めて見た夢は初夢、初めて笑えば初笑い。 「初(はつ)」という字は「初め(そめ)」とも読むことが出来、「書初め」は「新年に初めて筆で書いた」という事になります。

今回は日本への配送を考慮し、みずくき会の書初め作品は12月中に仕上げ、1月早々に発送。 「書初め」と言うより「展示初め」(笑)。 でも年末の忙しい中、皆一生懸命に仕上げました。

写真は2019年の物です

書初め展の開催地は東京上野にある、東京都美術館

毎年2000人を超える人が出展するそうです

2019年

各書道教室ごとに分かれており、みずくき会の作品もしっかり飾ってあります。  日本での搬入搬出は、いつも本部にお任せ。感謝しきりです。

今回は7人出展しました♪

5文字の作品に挑戦する人も居ました。                   徐々に難易度が上がっております

                             

笑門来福 わらうかどにはふくきたる(楷書):皆が仲良く暮らし笑いが絶えない様な家には、自然と幸福が舞い込んでくる。雪月風花 せつげつふうか(行書):四季折々の美しい景色、またそれらから感銘を受けて詩歌を作る様な風流な生活の事。

笑門来福(楷書)、新年好春色 しんねんこうしゅんしょく(草書):良い新年の春景色である。

澄心静慮 ちょうしんせいりょ(草書):心を澄まし、静かに深く物事を考える事。花柳春全盛 かりゅうはるぜんせい(楷書):春の山野の景色。花明らかに、柳みどりに、春は今がまっさかり。雪月風花(行書)

今回は幸子さん(オランダ・左)が「特選」、エルセさん(オランダ・右)が「推薦賞」、そして林立之さん(台湾・中央)が、なんと「東京美術文化協会賞」を受賞♪

皆、平仮名から習い始めて

毎月少しずつ上達して

いつの間にか

立派に楷書・行書・草書の作品を仕上げられるように成っているんだなあ

立之さんにとって漢字は常用とは言え

賞を貰って・・・

私が習っていた時

先生もこんな気持ちだったのかなあ・・・と思いつつ

作品達を眺めては

一人一人の作品制作時を思い出します

皆さん「大変良くできました」♪

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