6月21日22日にHarenの集会所にてBonsai club Noord主催の盆栽展覧会があり、再び書道デモンストレーションで参加しました。

今回は旦那さんも主催メンバーの一員になり、忙しくミーティングを繰り返していました。プログラム構成も2023年の反省をもとに良いタイムスケジュールになっていました。

二日目にはローカルテレビRTVNOORDの取材で、主催者と旦那さんがインタビューを受けていましたよ♪

着物を・・・と頼まれ、「岩本照子」さんをご紹介。

彼女は長年着付けを習い「つまみ細工」という絹布で作る飾りや細工物に励んでいらっしゃる。ベルギーに「つまみ細工団体」があるそうで、そこにも所属し忙しくされている様です。

今回は人様にお見せした事の無い物をデモンストレーションしようと決めました。

それは・・・

床に紙を置き「特大筆」で文字を書く!

先にblogに書けば良いのに・・・(と何時も思う(笑))

書道デモンストレーションの持ち時間は1時間

「・・・そんなに要らない」と言っていたのですが、終わってみれば丁度良かった(運営の方流石です(笑))

3年前まで「書道デモンストレーション」なんて考えもしなかったけど、人は慣れるものですね

特大の筆自体、今までに3作品くらいしか作って居ないのですが「人前でデモをやる」と言った自分との約束の為に練習を重ねました

数日前に出先で日本から書家の方が丁度デモンストレーションにいらしてたのを拝見しました

日本でも見たことが無かったので「周りからはどう見えているのか」の勉強に成りました。

オープニングにはHaren村長(?)の女性のご挨拶と、中国かインド?「万事如意」という旗を開いて踊る「お獅子」。日本の獅子舞に似ていなくも無いけど、「彩」の熱感(笑)

・・・獅子、暑そう(汗)

到着予定の濃墨が届かないという「良くある話」(汗)の末

朝から40分間ひたすら墨を摺る(実は楽しい)

先ずは特大筆で「盆栽」

「淡墨風」な面白さは出たかな・・・と思います(物は言いよう(笑))

墨が薄いと筆の滑りが違うので、その辺りを意識しながら

2日目には墨を濃くして「盆栽」と

半切は白居易さん提唱の「草木有心」行書と草書交じり

旦那さんの盆栽本に「草木観」という言葉を見つけ、練習していたのですが、良く調べると仏教用語で「草木の様に何も感じない様に成る」という教えの様でした。

草木が何も感じないって本気?と少々イラつきまして、更に調べると白居易さんも私と同意見で「草木には心が有る」という言葉を提唱したのだそうです

そして仮名「夏の夜は まだ宵ながら明けぬるを 雲の何処に月宿るらん」 詠:清原深養父

沢山の方々、特に和蘭みずくき会の生徒さん達が見に来てくださり、二日目はデモンストレーション後にプロギタリスト、画家、盆栽マスター他、多才な方々と「表現」と「心がけ」について語り合う時間がありました。

其々違う分野ですが「奥に持っている物」は同じでしたね。

とても充実した時間でした。

岩本照子さんと同じテーブルをシェア。

きちんと着物を来て凛々しい照子さん

つまみ細工は見ていても楽しいし可愛い♪ 沢山の人が買って帰られていました。盆栽の棚にも飾られていた

私も簪を一つ買いました。

「早速着けて頂く」の図(笑)

帰っちゃうの寂しいのですが「それぞれの道」があります。

今生の別れでもありませんしね・・・

午後はテーブルで半切のデモンストレーション

全体が見えないとバランスが難しい、修行が足りませんな・・・

二日とも常夏陽気でランニングイベントやお祭りがキャンセルされる暑さでしたが、穏やかに過ごす事が出来ました。

元々「歌の仕事」を長くしてきたので「人前での演技・実技」には経験が在りますが、今回が一番「書道のパフォーマンスで歌えた」氣がしました。

子どもの頃から「音楽と書道」の二足の草鞋で、「私は氣が多いのだ」と自己嫌悪を持った事もありますが、今漸く意味が分かってきました。

自分の中にある「二つの繋がり」を今後もっと表して行く所存です。

もっと書道に興味を持って下さる方が増える事を願いつつ。

私の書道の先生方は、本当に真摯に自己鍛錬と後続育成に生きていらっしゃいましたので、「今の私」を見てなんとおっしゃるだろう・・・と思いますが、私は元々シンガーなので「こういう形」を納得して頂ける様に努力して行こう!と強く思った2日間でした。

見に来ていただいた方

照子さん

そして盆栽クラブノールドの関係者の皆様

有難うございました

またお会い出来たら嬉しいです♪

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